中国都市経済の主力となった出稼ぎ農民

【大紀元日本11月6日】中国国家人口計画生育委員会の発表によると、中国の流動人口数はすでに約1.5億人に達し、総人口数の10分の1を占め、世界的にも規模の最も大きい人口の流動となっている。中国経済発展の主力となった流動人口は、出稼ぎ農民はその中の80%を占めているという。

中国は改革開放を実施してから、戸籍上の制限があるにもかかわらず、ますます多くの地方の農村部などから仕事を求めて都市部に移動し、生活するようになった。中国国家人口計画生育委員会の王国強副主任によると、流動人口の中に80%は農民であり、現段階にある国情及び人口発展の動向から見れば、農民を主とする人口流動状況は長期間にわたり続くだろうと指摘する。

出稼ぎ労働者にとっては、目覚しい経済発展を遂げている大都会に非常に魅力を感じる。中国当局の資料によれば、2005年の上海市における流動人口数は全国的に最も多いと言う。2005年上海には、約581万人の地方からの出稼ぎ労働者が滞在していて、上海市総人口数の3分の1に達したと言う。

一方、中国経済発展の主力となった出稼ぎ労働者は、生活において依然と厳しい差別を受けている。また、雇い主の出稼ぎ労働者に対する給料支払いの延滞問題もかなり深刻だ。

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