調査報告:エイズ認識低い中国官僚

【大紀元日本11月17日】中国のエイズ対策専門家の調査によると、中国官僚の一部はエイズに感染し易い対象層となっていることが判明したという。

中国紙「南方週末」によると、中国のエイズ対策専門家・靳薇氏とその同僚は、昨年9月から今年10月までの一年間に、中国大陸15カ省3000人の地方官僚を対象として調査を行った。調査の結果、官僚らのエイズに対する認識は非常に低く、一部の官僚にはエイズ感染を伴うような高リスクの性行為が存在しているという。

報道によると、調査対象の官僚の6割は、エイズ・ワクチンがまだ開発されていないことを知らなかった。3割は、エイズ・キャリアやその患者が、健康な人から隔離されることに賛成した。「部下のエイズ感染が発覚したらどうするか」という質問には、半数が「機密扱いにして、仕事を継続させる」、その他の官僚は「部下を解雇する」「情報を公開する」「どうしていいか分からない」だった。

調査された官僚のうち25%が、エイズと仕事とは「無関係」あるいは「関係があるかないか分からない」と回答した。また、官僚の一部は、愛人を持ち、彼らのエイズ感染率は非常に高いという。

靳薇氏は、中共中央党校の教授で、2005年9月から2006年10月まで調査を実施した。調査対象は、河北、寧夏、青島等の省市党校の学生3000人以上で、大多数が地庁級と県処級の官僚であった。同氏は2001年から2003年の間、中央党校の訓練教員にも同様の調査を行っていた。

靳薇氏によると、3年前の調査と比べると、今回の調査では、官僚のエイズに関する認識は部分的に向上しているという。例えば、多くの人はエイズが血液感染するのを知るようになった。しかし、靳薇氏は「官僚たちはエイズの感染ルートに関する知識が増加しているにもかかわらず、エイズ患者に対する蔑視と恐れは少しも減っていない」と述べている。

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