中印両国、トップ訪問前に、国境紛争問題に火花を散らす
【大紀元日本11月17日】胡錦涛・総書記の訪印を前に、中国の駐インド大使・孫玉璽氏(55)はこのほど、インドのテレビ番組で両国間の最も敏感な国境線問題に触れ、インド東北部のアルナーチャル・プラデーシュ州は中国領土であると発言した。それに対し、インドのムカジー外相は同州の主権はインドにあると反駁した。同州のトップシンガ省長は、中国当局に対し、即座に孫玉璽・大使を国内に召還するよう要求した。中央社が報じた。
中国とインドは長い間国境線を巡って対立してきた。最近では、胡錦涛・総書記のインド訪問に伴い、インドの学者やメディアは相次ぎ論点を表明、今回の訪問で、国境紛争の解決案の提示に期待を示した。そのような状況の中、孫玉璽・大使はインドのCNN-IBNテレビの独占取材で、インド東北部のアルナーチャル州は中国の領土であり、中国はその地の主権を有していると発言、胡・総書記の訪問で解決案の枠組みの確立を期待しているインド側に対し、同大使は、両国の国境紛争は古くからの問題であり、広範囲に及ぶため、現時点において、この問題を解決できるタイムスケジュールはできていないと明言した。
インド側は孫大使の発言に不愉快な態度を示した。ムカジー外相は、アルナーチャル州の主権は疑う余地もなくインドにあると反駁した。
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