中国広東省汕尾市農村で、再び抗議活動が発生

【大紀元日本11月20日】昨年末に農民の抗議活動で約30人ほどの犠牲者を出した中国広東省の農村で17日、再び現地政権と農民の衝突が発生した。村民らは現地政権の幹部を拘束したもよう。昨年末も、同村で農民の抗議活動が発生、武装警官が多くの農民を射殺した。

BBCの報道によると、広東省汕尾市近郊の東洲村で、大勢の警官が村を包囲した。村民らは逮捕された村の民主活動家の釈放を求めるために、現地政権の幹部8人を拘束したという。

林と名乗る村民によると、16日に大勢の警官と軍用犬が村に接近しているを発見した。17日までに警察は村に入らず、村の外に待機している。村民らは非常に怯えているという。

米国VOAの記者は現地警察に取材を申し込んだが、いかなるコメントも拒否された。

中国国内において、土地の強制徴収をめぐって、抗争が多発している。

昨年12月、東洲村の村民は現地での発電所の建設を反対するために、抗議活動を起こした。村民らは、現地政権が発電所の建設で農地を強制徴収し、少額の補償金しか支払われていないと主張した。

当時、中国当局は3000人以上の武装警察を現地に派遣し、抗議する農民らを武力で制圧し、多数の犠牲者が出た。後に当局は3人死亡と公表したが、現地の村民は、約30人が射殺されたと証言している。

今回の抗議活動の起因は、現地の人権活動家・陳簽氏が公共の場で官僚の汚職に反対するスローガンの垂れ幕を吊るしたため、9日中国当局に逮捕されたことである。

林と名乗る村民によれば、その翌日に村民らは陳氏の釈放を求めたが、現地政権に拒否されたため、村民らは共産党幹部を人質として拘束した。

米国の自由アジアラジオ(RFA)もその他の村民を取材し、同様の証言が得られた。

ほかの村民の話によると、警官1000人以上が村を包囲している。村の幹部の汚職は非常に深刻で、農地が強制徴収されたが、補償金は支払われていないという。

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