台湾、亡命した中国山西省行政幹部受け入れを表明

【大紀元日本12月1日】10月中旬に台湾政府に政治庇護を求めたが、拒否されたため、その後タイに渡り、国連の難民認定を待っていた中国山西省行政府幹部・賈甲氏(55)=山西省科学技術専門家協会事務局長=に、新しい転機が訪れた。台湾政府が受け入れを表明したため、同氏はすでに台湾に入国した。また、同氏の支援者は、引き続き欧米などの第三国に同氏の保護を求めている。

賈甲氏はタイに滞在する期間中、国連の難民認定を待ち続けた。11月24日はタイで滞在する有効ビザの最終日。息子・賈闊氏は、父親はすでに台湾入りしたと明かし、台湾政府が同氏の政治避難を認めたことに感謝の意を表すると同時に、西側政府に対し、同氏の受け入れを引き続き要請していくと示した。

また、息子の賈闊氏によると、父親は所属していた中国共産党の関連組織・少年先鋒隊からすでにその2日前に本名で離脱することを表明し、賈闊氏自身も1ヶ月前に同じ組織からの脱退を示したという。

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