シンガポール:中国領事館前の座り込み抗議事件で判決拒否、上訴する法輪功学習者「法廷審
【大紀元日本12月4日】在シンガポール中国領事館前で座り込み抗議した法輪功学習者が訴えられた案件について、シンガポール裁判所は11月28日に審理を開始し、同月30日午後に判決を下し、検察側が告訴した罪状が確定し、被告人の法輪功学習者2人に、それぞれ1000と1500シンガポールドルの罰金刑が科せられた。被告人らはの弁護士人の営業許可が取り上げられた上、自らが提出した証拠と4人の証人はすべて裁判所に却下されたことなどを挙げ、法廷審理が公平に行われていないと主張し判決を拒否、その場で上訴を決定した。一方、裁判官は刑を執行してから上告を受理すると裁決した。
法輪功学習者3人が今年7月20日、在シンガポール中国領事館前で「7.20法輪功学習者に対する中共の非道な迫害にハンスト抗議/Stop Persecution of FalunGong in Ching」と書かれた横断幕を掲げ、平和的に座り込み抗議を行った。シンガポール警察は「侮辱的な文字を展示し、騒乱した可能性がある」との理由で、この3人を刑事告訴した。被告人の1人、73歳の陳培育氏は、法廷審理が始まる前に、警察の告訴が取り下げられ、8月21日に国外退去させられた。
シンガポールのアルフレッド弁護士は、「中共による迫害が存在しなければ、騒乱行為と言えるのだが、迫害が事実であれば、どうして騒乱行為と定義できるのか、理解に苦しい」と話した。3日間の法廷審理期間中に、被告人の黄才華氏と余文忠氏は、法廷に複数の証拠を提示し、4人の証人を証人喚問するよう要求したが、すべて却下された。
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