バングラデシュの銀行家、ノーベル平和賞受賞=「貧困は平和への脅威」
【大紀元日本12月13日】バングラデシュの銀行家ムハンマド・ユーナス (Muhammad Yunus)氏と、同氏が創設した農村銀行「グラミーン銀行」が10日、数百万人の貧しい人を支援し、貧困から脱出させたとしてノーベル平和賞を受賞した。貧しい人々に無担保で貸し出しを行うマイクロ・クレジット事業による自立支援システムは、世界の発展途上国で採用されている。
経済学者から慈善銀行家に転身したユーナス氏には、140万ドルの賞金が贈られた。授賞式でのスピーチでユーナス氏は、「貧困は平和への脅威」と述べ、未来の構想として、例えば農村銀行や同氏が設立したその他の合弁企業のような「社会事業」を土台に、共存共栄となる経済体制を構築する計画を説明した。これらの事業で得た利益は分配するのではなく、再投資するという。
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