EU新加盟国誕生、ブルガリアとルーマニア

【大紀元日本1月4日】共産党政権に統治されていた東欧州のブルガリアルーマニアは1月1日、欧州連合(EU)に加盟し歴史的な新年を迎えた。これにより、EU連合加盟国は27カ国に増加し、合計人口は5億人近くになった。両国の民衆はそれぞれの首都で2007年を歓迎し、数万人の歓声を上げ盛大に祝った。中央社が伝えた。

ブルガリア首都ソフィアの広場でカウントダウンに次いで新年を迎える鐘の音と共に、数百個「欧州へようこそ」を書かれた気球は3万人あまりの観客の前で、徐々に上昇したイベントで祝賀式典が開かれ、EU連合執行委員会のロバーゾ委員長が祝辞を述べる映像は同時に両国の首都で中継された。ロバーゾ委員長は、両国の加盟に歓迎し、欧州の文化・伝統はさらに繁栄し、相互関係および経済も改善されると述べた。

ルーマニアのタリチャーヌ首相は、共産党政権が1989年に崩壊してから、ルーマニアの人々はこの時を17年間待ち続けたと祝辞を述べた。ブルガリアのパルバノフ大統領は、2007年1月1日はブルガリア歴史上でもっとも重要な時であるとし、ブルガリアの今後の成功は、人民が懸命に働くことにかかっていると演説を行った。

一方、EU連合内部の反応は冷ややかだ。大多数の加盟国は貧困国家である両国を歓迎する姿勢はなく、反対に、両国に対して、汚職や組織犯罪の取り締まりの公約を順守するかどうかを注視している。

ソフィア自由策略研究センターの政情アナリスト・クレスティーブ氏は、ブルガリアとルーマニアがEU連合に加盟したことは、東欧地域にとって、EU連合が新加盟国の受け入れを中止していないことを確認できたとの見解を示した。

関連記事
香港では「国家安全法」を導入したことで、国際金融センターとしての地位は急速に他の都市に取って代わられつつある。一方、1980年代に「アジアの金融センター」の名声を得た日本は、現在の状況を「アジアの金融センター」の地位を取り戻す好機と捉えている。
メディアのスクープ話が世の中を動かす。特に最近は「文春砲」など週刊誌メディアの元気が良い。同時に報道のありかたが問われている。国が国民の幸福を奪うことがあったら、ある程度、国家権力の作ったルールを逸脱する「反社会性」を持ち、戦わなければいけない時がある。記者は反社会的な面を持つ職業で、メディアは反社会性を持つ企業なのである。
米空母、台湾防衛態勢に 1月29日、沖縄周辺海域で日米共同訓練が挙行された。日本からはヘリコプター空母いせが参 […]
上川陽子外務大臣は、パナマ在留邦人及び進出日系企業関係者と昼食会を実施した。日・パナマ間の経済分野における協力の可能性や課題、教育などについて、意見交換を行った。
2月23日午後、上川陽子外務大臣はパナマ運河視察を行った。日本が主要利用国であるパナマ運河の安全かつ安定的な利用環境確保に向けた連携を維持すると表明