年末年始日本の風景:東京消防出初式「江戸以来の伝統芸、木遣り・はしご乗り」

【大紀元日本1月8日】東京消防庁による毎年恒例の出初式が6日の朝、東京ビッグサイト(江東区有明)で行われた。当日は低気圧の襲来により、雨天にたたられたためプログラムの多くが、変更・中止を余儀なくされたが、室内・東3ホールでの(社)江戸消防記念会による伝統芸「木遣り」のはしご乗りは予定通り行われ、駆けつけた市民の多くの目を楽しませた。また、室内・東6ホールでは、「地震体験コーナー」なども設けられ、訪れた市民の防災意識向上に寄与した。

手鉤を手に梯子を立てる「木遣り」の面々

(社)江戸消防記念会は、主に東京23区内の会員400人より構成され、全員が「とび職」の人々だ。その起源は古く、江戸町奉行大岡越前の「火消し」いろは48組(1720-)にまで遡る。当時の火消しは、大名屋敷を管轄する「大名火消し」と町方を管轄する「町火消し」に別れていた。当時の町火消しが、被災した家屋を倒壊して鎮火する方式の「破壊消防」であったため、解体業を生業とする「とび職」の人々がこれに当たった。現在の「木遣り」はしご乗りは、町火消しの伝統を継ぐもので、装束も当時さながらだ。

化学機動中隊の隊員からガスマスクを試着してもらう児童ら

「地震体験コーナー」で地震をバーチャル体験する市民ら

「梯子乗り」演技始め

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