中国大都市で濃霧続発、健康危害の懸念=専門家

【大紀元日本1月10日】中国の気象専門家はこのほど、濃霧の発生は中国の複数の大都市で頻繁になっていると指摘、環境への多重汚染を防がなければ、これらの都市は「霧の都」になる可能性が高いと警鐘を鳴らした。

博訊ネットによると、中国中央気象台の首席気象予報士・何立富氏は4日、今年の暖冬が霧が生じる具体的な原因であるとし、2006年の霧の発生は例年と比べ、広範囲で回数が多く、時間が長いなどの特徴があると分析した。何氏によると、中央気象台の天気予報では最近、濃霧警報は40回に達し、しかも発生頻度が高くなる傾向があるという。先月下旬に一週間以上続き、今月は元旦より、5日間発生した。1ヶ月以上前から北京市では濃霧の発生が日常的になった。特に夜間と早朝に発生している。12月31日には、視界が数十メートルしかなかった。気象専門家は、「毎年の秋冬シーズンは、霧の多発季節だが、今年のように集中かつ連続的な濃霧発生はめずらしい」と指摘した。

北京市や天津市、山東省、河北省、遼寧省、河南省各地で相次ぎ濃霧注意報を出した。濃霧に見舞われた各地区では、高速道路が封鎖され、そのうち天津市と山東省では、すべての高速道路が4日、すべて封鎖された。北京市では、4日午前5時半に濃霧が発生し、飛行機のフライトが集中的に遅れた。同日の正午までに、石家庄空港では、100便近くのフライトが遅延した。東北部の瀋陽市桃仙・国際空港では、20便以上のフライトが定刻に離着陸できず、千人近くの旅客が空港に足止めされた。

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