中国貴州:偽マオタイ酒に劇薬
【大紀元日本1月16日】偽商品が溢れている中国だが、国酒と言われる最高級酒「マオタイ(茅台)」もその例に漏れないことが明らかになった。貴州省貴陽市で最近、劇薬ジクロルボス(DDVP)を使用して作られた偽マオタイ酒が押収された。調べによると、既に大量に市場に流入しているという。
貴陽市地元紙「貴陽晩報」の報道によると、中国工商部門は9日、貴陽市の民家で、製造中の「国務院特供」「民航特供」などの偽造マオタイ酒を摘発した。1ダースに12本として計算すれば、1日約千本が製造される試算になるという。これらの偽造マオタイ酒は、十種類以上にも及び、精巧な贈答用グラスとセットになって売られているものもあり、見た目では本物と区別ができないという。
摘発された製造者の供述によると、酒の味をより本物に近いものにするために、ジクロルボスを添加するのが一般的になっており、すでに市場へ大量に流通しているという。摘発された現場はすでに封鎖され、当局が調査している。
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