広東省汕尾市:発電施設の強行施工、抗議する村民が暴漢に襲撃さる
【大紀元日本1月25日】建設用地の強制収用で一昨年12月に流血事件にまで発展した汕尾火力発電所の建築工事はこのほど、後期工事に突入した。高圧送電線の鉄塔の建築用地について、送電線が通過する各村の住民との間の補償問題が未解決のまま、発電所建築関係者が雇った暴力団が介入し工事を強行したため、村民との衝突が発生し、少なくとも3人の村民が負傷した。
村民によると、政府は高圧送電線が東洲地区のそれぞれの村を通過するために、村民に対して補償金を給付することにしたが、村民たちから補償金の金額が不合理であるとして、工事を止めることにした。これに対して、発電所建築側は暴力団を雇い工事を強行したという。東洲地区の合計9つの村の内、石古村、荘秀園村、前山村などがすでに衝突事件が発生した。
村民によると「1月7日、村民の意見を問わずに、建築側は、田んぼに勝手に穴を掘り始めたから、村民たちは工事を止めようとした。それに対して、建築側は紅海湾田乾鎮の呉氏が率いる暴力団を指図して、工事を阻止する村民に対して、暴力を振るった。当時、派出所の警官、行政職員および村委員、村職員は全員が現場にいたが、傍らで見ているだけでだれも止めようとしなかった」と訴えた。
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