英国関係当局:鳥インフルエンザ感染保護・監視区設置、人への感染はない

【大紀元日本2月6日】英国イングランド東部の農場で2月3日、七面鳥が高病原性鳥インフルエンザ(H5N1型)の感染であることが確認され、同農場にある16万羽の七面鳥の処分は徹夜で行われた。英国環境食品および農村地方事務部は、農場から半径3キロメートル範囲内を保護区とし、10キロメートル範囲内を防疫監視区として設けた。

中央社によると、農場関係者は、感染の状況はすでにコントロールされたとし、感染された七面鳥は流通されておらず、公共の健康被害に影響は及ぶことなく、消費者に対して安心をアピールした。

英国政府のフレド・ランディグ副医官は英国放送局の取材に対して、今回の感染ルートについて調査中であるとしながら、野鳥が媒体である可能性がもっとも高いと示唆した。また、ワクチンを注射する場合は、3週間後に免疫力ができることから、他の問題に加え、現時点では家禽に対するワクチンの予防注射は考えていないと明らかにした。ランディグ副医官は、鳥インフルエンザ感染が発生した農場の七面鳥はすべてが未出荷の大雛であり、感染発生後に、他の家禽も農場から移動されていないと強調した。

健康保護局関係者によると、七面鳥と接したことのある人および処分に関与した者に対して、予防措置として、インフルエンザ治療薬の配布が実施されることを明らかにした。関係者によると、今のところ、人が鳥インフルエンザに感染した症状の発生は出ていないという。

英国において、昨年の3月にフィフェ地域でH5N1型ウイルスに感染した野生の白鳥の発見に次いで、5月にノーフォーク州付近の養鶏場でH7型ウイルス感染が発生し、農場内の5万羽あまりの鶏が処分されてから3度目の鳥インフルエンザ感染発生である。

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