中国湖南省:行政府関係者、医療事故の腹いせに、暴徒駆り立て病院襲撃

【大紀元日本2月11日】中国湖南省耒陽市で先週、ある現地政府関係者の妻が美容手術で死亡したため、親族が数百人の暴徒を駆り立て病院を襲撃する事件が起きた。その後、病院側の職員も街頭に出て襲撃事件に抗議をした。この事件は現地のネット掲示板上で激しい議論がされ、政府機関の無策作為と政府幹部は権力を濫用した行為が話題の焦点となっている。同事件は中国のメディアにまったく報道されていない。

現地のネット掲示板の情報によると、市税務局局長の妻は2月2日、現地の中医院内にある美容整形院で美容手術中死亡した。死者の親族はその後、約2百人を雇い病院を囲んで、トラックに積まれた大量の爆竹を絶えず鳴らし、病院の前で葬式を挙げた。その後親族らは病院の窓ガラスを割って病院に入り、職員と患者を病院から追い出した。殴られた患者もいるという。親族は病院側に、百万元(日本円約1千8百万)の賠償を要求した。

事件は多くの注目を集め、二日間にわたり病院前で大勢の人が集まった。情報によると、病院側は親族の賠償要求に同意した後、親族らが解散したという。

事件後、中医院の数十人の職員は街頭で、「闇勢力を打撃し、病院に秩序を取り帰そう」との横断幕を揚げて、攻撃行為を抗議した。道路は抗議者で埋め尽くされ、一時は通行もできないほどだったという。

ラジオ自由アジア(RFA)放送局が中医院の職員への取材によると、美容整形病院は中医院内にあるが、中医院の施設を賃貸するのみである、中医院の所属ではない。同美容整形病院の責任者は整形手術の資格はもっていないという。

医療事故が発生後、整形病院スタッフらは行方をくらまし、連絡はつかない。

この事件は現地及び中国のメディアにまったく報道されていないが、現地のネット掲示板上で目撃者らが情報を提供したため、口コミで広まった。ネット掲示板上では中医院と政府の医療責任者が利益のため資格のない整形病院に許可を与え、場所と名義を貸したこと、政府機関は法的規定に従って管理していないこと、政府官僚が権力をかざして闇社会と手を結び暴力で圧していることなどの問題を批判され、現

病院前に集まった人々

病院前で爆竹を仕掛けようとしている

地住民の間で熱い議論となった。

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