2007年世界独裁者20人リスト、中国の胡錦濤主席第4位に

【大紀元日本2月19日】米「パレード(Parade)」誌はこのほど、2007年世界独裁者20人リストを公表し、2007年度世界独裁者トップ10の投票選出をスタートした。パレード誌によると、2007年の独裁者リストは、一部の国際人権団体のデーターを参考してリストの順位を決めたという。昨年の「世界独裁者トップ10ランキング」に6位であった中国国家主席胡錦濤は、今年の20人リストの第4位に浮上した。

「パレード」誌は2003年より、毎年行われる独裁者世界ランキングの編集を担当しているデービッド・ワルチンスキー(David Wallechinsky)氏は、胡錦濤・主席がリストアップされた理由について、「米国務省が毎年発表している国際人権状況報告では、中国政府は22の領域において人権を違反している記録を持つこと。胡主席は中国の党・政・軍の最高権利を一手に握っていること。中国には言論と宗教の自由がなく、個人は異見を発表する権利がないこと。強制労働収容所が依然として存在しているなど」と理由説明をした。

「特権論」の著者でデンマークに在住する中国異見人士の陳泱朝氏は、今回の独裁者リストに、胡主席はトップの座を占めるべきだと主張した。陳氏は、「人口、面積、悪影響などの方面において、人類に対してもっとも深刻な危害を与えている独裁者は胡主席だ。中国は人口最多の国で、世界における地位と影響が多大であり、国連の常連理事国でもある。さらに、ついこの間、中国は気象衛星を破壊したことから、_deng_小平氏が制定した「束縛」戦略を実行しており、自由を有するものへの挑戦が明らかにされた。この危険性からしても、胡錦濤氏は世界の独裁者第1人者にすべきだ」と分析した。

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