ビルマ(ミャンマー):鳥インフルエンザ発生、人の感染はいない

【大紀元日本3月2日】パリに本拠を持つ世界動物衛生機関(Office international des epizooties,OIE)は3月1日に、ビルマ(ミャンマー)の最大都市ヤンゴン市西側郊外の家禽が、鳥インフルエンザに感染したことを発表した。

OIEは同国軍政府の通知を受け、当局畜牧水産部の資料を引用し、ヤンゴン市西側郊外の鶏および鴨からH5N1型ウイルスが検出されたことを明らかにした。今回は68羽の家禽が鳥インフルエンザに感染して死んだので、当局は感染拡大を阻止するために、すでに1292羽の家禽を処分したという。今のところ、同国内では、人への感染はないという。

同国中部都市の瓦城市周辺では、昨年3月に鳥インフルエンザが発生して半年後、新たな感染はなかったため、当局は昨年の9月に同発生地域の警戒を解除した。

同国は世界衛生保健体制において、もっとも後退している国の1つだが、鳥インフルエンザ感染予防および拡大防止に高度な警戒を保っていることは国連に評価されているという。

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