パラグアイ:デング熱感染拡大、非常事態宣言

【大紀元日本3月3日】パラグアイは今年に入って、少なくても1万3千人がデング熱に感染し、すでに10数人が死亡した。パラグアイのニカノル・ドゥアルテ大統領は2月28日に、全国非常事態宣言を発し、60日の期間を定めた。ここ2ヶ月間、デング熱に感染した人数は、昨年同時期比5倍増である。

中央社の報道によると、エジプト斑蚊が媒体とするデング熱はここ2ヶ月間、ラテンアメリカにおいて、すでに7万7千人が感染されたという。パラグアイはラテンアメリカ国家の中で、もっとも深刻な状態に陥っており、その次がブラジルだという。

パラグアイ政府はデング熱が10人の命を奪い、さらに悪性新種ウイルスが現れてから、全国非常事態を宣言したという。実際、パラグアイ議会はすでに2月22日に全国非常事態入りしたという。

報道によると、今回の新種デング熱ウイルスは数時間内で患者を死なせる強烈なもので、人体の肝臓、心臓、肺および脳を含む主要器官を侵すという。死亡した患者の内、6人が新種ウイルスに感染されたという。

パラグアイ全国非常事態管理局ゴンサレイツ局長は、デング熱を制御するには衛生部、教育部、連邦警察および軍部の間の密接な協力が必要だとの見解を示した。

ひどい頭痛、筋肉と関節の痛み、おう吐、下痢などの症状を伴うデング熱に対して、今のところ、予防するワクチンはなく、デング熱を防ぐためには、病原菌をうつす蚊の生息地をなくさなければならない。ドロ沼、植木鉢など水が溜まっている所への徹底した掃除・消毒が必要とされる。

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