黄河蘭州地帯、水不足で河床が露呈

【大紀元日本3月12日】蘭州地帯の黄河水位は異常に低く、広い範囲にわたる浅瀬と細い支流が現れた。昨年末から今年の春までの気温が、例年に比べて比較的に高いことと、黄河の上・中流における雨水不足、それに工業・農業用水の増加を加えて、黄河の水位が降下し続けた。そのために、黄河蘭州地帯の川幅が狭くなり、水深も2メートルしかなくなり、広範囲にわたり河床が露呈する現象が現れた。

黄河の水位下降が深刻化であり、黄河の上流にある中・大型ダムの貯水量も減少している。本来は水面下に埋められている汚水排出口も水面に出ており、黄河の水質はますます落ちている。

「気候変化が黄河源地域生態における影響分析」の報告によると、ここ10年間で黄河源の水量は23%が減少し、黄河流域の第1県である青海・マ多県内の4077の湖は、すでに3千以上の湖が涸れたという。1986年から2000年まで、河川面積は9%減少し、沼澤等は13.4%減っているという。水域面積の縮小は黄河にも影響を与え、水位は7~8メートルが下がったという。

地球温暖化が氷河とツンドラの融解、湖・沼地の消失ないし土地の退化をもたらした。専門家らは、温暖化は黄河源区に与える影響が深刻であると警告している。

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