中国四川省:継続する旱魃、農作面積被害甚大

【大紀元日本3月13日】中国の異常気象は続いており、昨年の夏以来「千河之省」「天府の国」と言われている河川と水が豊富の四川省は稀にみる超大型干害を被り、夏の酷暑と雨水不足の冬によって、多くの渓流が絶たれ、土壌は水不足で乾き亀裂したため、凶作がもたらされた。すでに112万人は一時的に飲み水の入手が困難に陥り、10万人近い人々の生活は、他の地域から輸送される水に依存している現状である。

香港「文匯報」の報道によると、四川省の有名な水利中枢である「都江堰」を含み、乾燥した冬が継続したため、上流の岷江は深刻な水不足に陥っており、四川省全域が水不足の危機に迫られるという。統計によると、4月の雨季に入るまでに、四川省ではすでに112万人の市民が一時的に飲み水不足に陥っているという。

一方、嘉陵江水位が顕著に下降し、多くの場所では水が涸れて河底の岩が現れる現象が起きており、船の欠航も時によって発生し、嘉陵江沿いの春の耕作は深刻な影響を受けている。統計によると、重慶市では旱魃による被害農作面積は13万6千ヘクタールに上り、その内、涸れた農地は3800ヘクタール、水が干しあがったダムはすでに25箇所に上ったという。

報道によると、少し前までに、四川省の干害は長江三峡ダムの貯水と関係する見方が示されていたが、中国気象局国家気候センターのシニア・エンジニアリング徐良炎氏は、世界的規模から見れば、背景に地球温暖化があるとし、四川省の旱魃は増加した異常気象の中の1例であると指摘した。

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