中国:淮河支流水質の悪化深刻、「発癌村」が続出
【大紀元日本3月14日】3月7日、淮河支流である沙頴河は現在、川全体が白い泡に覆われている。地元の住民によると、この現象はすでに長く続いているという。河岸にいるだけでも、薬品のような刺激臭が鼻を突く。
河南省牛伏山区に源を発した沙頴河は、淮河の最大支流であり、河南省、安徽省の平頂山、ルオ河、許昌市、周口店市、阜陽市等40以上の都市を流れている。しかし、沙頴河が汚染されたため、発癌率の高い村が河沿いに多く現れた。地元の住民は発癌を予防するために高価な飲み水を購入せざるを得なくなったという。
頴上県環境保護局関係者によると、沙頴河の水質は汚染によって変質したとし、その上、雨水不足も水質の悪化を促したという。同局の検査測定結果によると、現在沙頴河の水質は「劣5類」にランクされているという。同局は頴上県内に1軒の製紙工場があるが、工場は現在生産停止しており、汚染は主に上流の河南省から来ていると指摘した。
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