中国安徽省:鳥インフルエンザ感染、少年死亡確認

【大紀元日本3月30日】安徽省衛生庁3月28日の通報を得て、中国衛生部は、同省で高病原性鳥インフルエンザの感染により死亡した症例を確認した。

中国新華社によると、患者は安徽省蚌埠市の16歳男子生徒で、2007年3月17日に発熱、悪寒、全身筋肉の痛みなどの症状が現れ、肺炎の症状も見られた。男子生徒は翌日、地元の病院に入院し治療を受けたが、病状が急速に悪化し、3月27日夜に死亡した。

安徽省疾病制御センターは患者に対して検査を行い、25日にH5N1型ウイルスに感染したことが分かり、さらに、中国疾病制御センターの再検査により確認された。

関連部門の発表によると、流行病学の調査では、患者が発病する前に、鳥インフルエンザに感染した家禽や鳥類に接触したことがなく、近辺の地域で家禽の鳥インフルエンザの流行もなかった。一方、死者と密接に接触した人たちは、現在、鳥インフルエンザに感染した徴候が見られていないという。

中国衛生部はすでに世界保健機関(WHO)、香港、マカオ、台湾衛生当局に同死亡症例を報告したという。駐中国WHO代表スポークスマンのブルント氏は「今のところ、患者が家禽と接触した情報は上がっていないが、更なる調査が必要だ」とコメントした。

中国で、人が鳥インフルエンザに感染した症例は今年に入り2件目。3月初旬、福建省建甌地区の農民もH5N1型ウイルスに感染したばかり。中国は2003年に鳥インフルエンザ感染による最初の死亡症例が発生してから、現在まで合計15人が死亡している。

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