中国:深刻化する干ばつ、危機的な飲料水不足=各地に拡大

【大紀元日本3月31日】中国大陸の干ばつ状況はますます深刻化し、乾燥地域の範囲はさらに広がり、新疆・寧夏・海南などの地区へと旱魃による被害が発生し、飲料水はこれまでにない危機に直面している。中国新聞ネットによると、ダムの水位が降下し、貯水池や井戸が枯渇し、飲料水不足は危機が生じるまで深刻化であるという。

報道によると、今春の農繁期に固原地区では多少降雨や降雪があったが、旱魃の状況が深刻であるため、少しの雨水では根本的な問題の解決にならないという。そのために、固原地区にいる数十万人は政府の主導で、日照りと戦い、自助行動に出たという。

一方、炭山郷学梁村の馬如全・主任は、同村では本来千人以上の住民がいたが、旱魃のためにここ5年間、農作物の収穫が悪く、飲み水も困難であるため、人々は村を離れ、6年間で600人以上が離村し、村の中には無人の家屋が多く残ったと嘆いた。

▶ 続きを読む
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。