中国マカオ:平和的請願市民デモ、警察の強制連行で負傷者

【大紀元日本4月7日】3月30日午後、約300人のマカオ市民は黒沙環のトライアングル・ガーデンに集合し、何厚ファ・マカオ行政長官に対して、中国大陸にいる子供たちと団欒出来る様、子供たちがマカオに定住できるように協力を求め、政府総本部へ請願書を提出するパレードを行った。パレード終了後、警察官がデモに参加した市民を捕らえ救急車で連行しようとした際、抵抗する市民らは負傷し病院へ運ばれた。

当日午後2時30分ころ、「マカオ家族団らん促進会」が主催した請願パレードが出発し、途中で中聨弁公室にて公開書簡を提出し、政府総本部へと向かった。しかし、請願するマカオ市民たちは政府総本部に到着した時点で、警察は障害物を立てたため、市民たちは向かい側に限定された場所で請願を続けた。請願者の中で、「行政長官は口先ばかりで、既に4年が経った。子供たちの居住権を返せ」「年齢を超えた子供は拒否され、市民を騙すことは許せない」、「愛国愛マカオの前に、市民を愛しなさい。政府は金を愛し、市民はいらない」と大声でスローガンを叫び続けた。一方、4人の市民代表は総本部行政長官オフィスへ請願書を提出し、オフィス関係者が受け取った。

午後6時ころ、パレードの行列が友誼広場へ戻ろうとした時に、複数の警察がいきなり行列の中の市民を捕まえて、救急車に乗せようとしたため、行列は混乱、市民数人が負傷し、山頂病院へ運ばれた。

▶ 続きを読む
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。