中国広州;外資系銀行が大陸上陸、事前調査で外資に軍配

【大紀元日本4月17日】スタンダード・チャータード銀行(中国)有限公司、HSBC銀行(中国)有限公司、シティバンク(中国)有限公司、及び東亜銀行(中国)有限公司の外資系銀行4社が3月29日、第一陣として上海市工商管理局から「企業法人営業許可証」を取得し、今後国内銀行と同様に人民元取り扱い業務を含む各種の金融業務ができることになった。

外資系銀行と国内銀行との間での競争が激化すると予想されている中、広州日報は同市509人の市民に対して、今後外資銀行を利用するか或いは国内銀行を利用するかについて、無作為の電話調査を行なった。

調査結果によると、市民の約40%が「今後外資銀行で預金口座を開設したい」と回答、さらに5%は「預金口座開設や資産運用など含めた外資銀行の全てのサービスや金融商品を利用したい」と答えたという。また、外資銀行への印象について、多くの市民はサービスがきめ細かい、業務処理の効率が高い、資産運用金融デリバティブ商品が豊富であることを挙げた。また国内銀行は「国内における支店の数が多い」面だけで外資銀行より競争優位となった。これから、より多くの外資銀行が中国で企業法人営業許可を獲得し中国でのビジネスを大いに展開していくにつれ、国内銀行との競争が激しくなると予想されている。調査回答者は、競争を勝ち抜くために中国国内の銀行はまず業務処理の効率、お客様への対応や接客態度を改善しなければならないと指摘した。

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