中国製原料から有毒物質、中国側認める
【大紀元日本4月30日】米国で先月、ペット・フードを食べた犬や猫の大量死に伴い、100種類以上のペット・フード製品が相次いで回収された事件発生後、FDAは4月26日に、ペット・フードの販売企業Chem Nutra社に対して家宅捜査を行った。一方、米国食品医薬品局(U.S.Food and Drug Administration、以下FDA)が回収された製品について検査を行った結果、ペット・フードの原料である中国製小麦タンパク質およびライス・プロテイン濃縮物から有毒物質のトリクロシアンアミンが検出されたことに対して、中国当局はこのほど、ようやく事実を認めた。
*FDA:中国企業との輸出入書類を捜査
VOAによると、米FDAはラスベガスに本拠を持つChem Nutra社に対して、同社が中国徐州安営生物技術開発有限公司との取引書類を中心に家宅捜査を行ったという。Chem Nutra社スポークスマンのスティーブ・スターン氏は「FDAが一部の犬と猫がペット・フードを食べてから病気になり、ないし死亡したことについて科学的結論を出して欲しい。さらに、カナダにある北米最大手ペット・フード製造メーカーのMenu Foods社に小麦タンパク質など原料を供給した他の企業についても調査をして欲しい」と主張した。
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