米国史上最大の有毒ペット飼料事件、中国製造業者逮捕
【大紀元日本5月6日】4月に起きた米国史上最大規模のペット・フード回収事件の中、汚染されたペット・フード用原料を米国に輸出・販売したことで、米側に訴えられた中国徐州安営生物技術開発公司(Xuzhou Anying Biologic Technology Development、以下、安営生物社)責任者の毛利君・容疑者は中国当局に逮捕されたという。
ニューヨーク・タイムズの報道によると、上海市の公安職員および検査報告を入手した人士の情報によると、毛利君は現在、上海市西北約320里(約64キロメートル)の江蘇省沛(ペー)県に勾留されているという。しかし、沛県警察局のスポークスマンは拘束した理由を控えたという。
米国食品医薬品局(U.S.Food and Drug dministration、以下FDA)によると、今回の事件は、米国の数社大手ペット・フードメーカーの各種製品に波及し、報告を受けた4000件を超えるペット死亡ケースと関連しているとみられている。FDAはペット・フード事件の調査で、メラミン(melamine)を含有するペット飼料は一般顧客向けに流れただけではなく、豚および鶏の養殖業者にも流通されたことが分かり、波及する鶏の数量は250万羽に達する可能性が高いと明らかにした。
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