国際的非難の中、中露が対スーダン武器輸出
【大紀元日本5月9日】中国とロシアが、国際人権団体「アムネスティー・インターナショナル」から、スーダンへの武器禁輸に違反していると指摘されているにもかかわらず、「違反などしていない」と否定している。同人権団体の報告書によると、中露から輸出された武器が、政府が支援するジャンジャウィード・アラブ系民兵組織に流れている。
BBCなどによると、現地では白く偽装された軍用機をスーダンが使用している証拠写真も撮られているものの、中共当局は「全くの合法で、限定的なもの」と主張しており、ロシアもこれに倣った形だ。ロシア軍当局によると、モスクワは国連の議決を踏み外すことなく遵守しているのだという。
国連安全保障理事会での2005年3月の議決では、スーダン・ダフール地区のいかなる党派への武器輸出も禁じているが、スーダンの国連特使・アブデル・モハメッド・アブデイ・ハリム氏は、同人権団体の弁証を「事実無根だ」と突っ撥ねた。
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