フォーブス誌、中国富豪慈善ランキング中止

【大紀元日本5月14日】  世界有数の経済誌フォーブス(Forbes)誌の中国語版は今年から中国富豪慈善ランキングを中止すると発表した。専門家らは、「同ランキングの中止により、中国富豪の所得の不透明性と中国市場経済の倫理水準が低すぎるなどの問題が露呈した」などと分析している。米国VOAが報じた。

フォーブス誌中国語版は2004年から中国富豪慈善ランキングを発表している。同誌は今月7日、今年は同ランキングを中止すると宣言した。中国語版の市場主任・張暁華氏は米国VOAの取材で、その理由について、以下のように説明した。

張氏は、「中国の実業家の寄贈方式は比較的にどれも同じで、長期的かつ持続的な慈善行為が乏しいうえ、創意的で自主的な寄贈がほとんどない。突発的な状況で、非自主的に寄付するのが常。このような現状で、国内外の比較的に先進かつ計画的で、創意のある慈善寄贈方法を雑誌で紹介するのは、ランキングを公表するより現実的で、実業家にとって啓発的で参考になる」と説明した。

▶ 続きを読む
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。