中国産有害原料問題、世界各地に波及

【大紀元日本5月15日】「世界の工場」となった中国からの輸出が拡大する中、一連の中国産有害原料問題も明るみに出た。これまでに、世界各地で中国産食品による中毒死などの事件が相次ぎ確認された。専門家は、「一連の事件は、国際社会に警鐘を鳴らしたが、状況を改善させなければ、ますます多くの消費者が被害を受ける」と話した。

米国ではこのほど、工業用物質メラミンが含まれていた中国産原料のペットフードを食べた犬や猫が8千匹以上死亡した。調査の結果、中国の業者2社がこの有毒原料を輸出したことが判明。

4月下旬から5月初めに、米国アラバマ州は20種類の中国産ナマズのサンプルを検査した結果、14種類から抗生物質を含有しているのが判明した。そのため、米国当局は販売禁止を命じた。米国大手スーパーのウォルマートのスポークスマンは、「全国のすべてのチェーン店で中国産ナマズを販売中止」と発表した。米国の一部の州は、関連の魚の輸入を禁止すると発令した。

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