中国江蘇省:強制立ち退き迫る政府職員、抗議する住民に暴力

【大紀元日本5月18日】中国江蘇省揚州市皮市街区芝麻巷38号に住む薛祥彪さんは、地元政府との間に立ち退きの協議がまとまっていないにも拘わらず、これまでに何度も立ち退き業者側の恐喝、軟禁、暴力を受け、協議書に同意の署名を強いられた。4月28日、薛さんは地元政府職員および関連者らから再び暴力を受けた。

薛さんは50年以上住んでいる場所は、立ち退き範囲に属していないため、当局および立ち退き業者側の非合法的強制立ち退きを断固反対した。

しかし、当局は薛さんに立ち退き協議書に署名させるために、本年4月26日午後1時、地域役員や地元政府職員らが薛さんの自宅に現れ、一切の手続きが行われていない状況下、立ち退きを名目にて、薛さんの妻・李志玲さんを強制連行した。家族は何度も警察に通報したが、警察側から「政府が行っている公務である」とのことで、家族の依頼を断ったという。のち、家族が絶えず強く訴えたため、翌朝に李さんを解放したという。

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