利を見て義を重んずる

【大紀元日本6月7日】明朝の時代に何岳という秀才がいた。ある日、彼は夜の道端で銀200両を拾ったが、自宅に戻っても家人にはこのことを話さなかった。家人が、その銀をもらっておけと言うかも知れないと思ったからだ。

あくる日、彼は銀を持って拾った場所に行ってみた。あたりを探し回っている人がいたので、銀の数量と封書の表記を尋ねると、それが一致していたので、持っていた銀をその人に返した。返してもらった人はいたく感謝し、一部を謝礼として彼に与えようとしたが、「この銀を拾ったときは誰も見ていませんでした。もし、私が着服しようと思えば全額できたはずです。ですので、これは不要です」といって拒んだ。

何岳はかつて宦官の家で学問を教えていた。宦官はある日、用事があって都に行かなければならなくなり、しばらく家を空けることになった。そこで、宦官は、金数百両が入った箱を何岳に預け、「しばらくしたら取りに来る」と言い残した。

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