中国:河南省温県を「太極拳発祥の地」と認定

【大紀元日本6月14日】中国民間文芸家協会はこのほど、河南省温県を「中国太極拳発祥の地」として認定・命名し、この地方に中国太極拳文化研究基地を設立することにした。

中新社の報道によると、太極拳は、明朝末期から清朝の始めにかけて、河南省温県陳家溝の陳王廷が家に伝わる武術を元に、他流派の拳法の精髄を吸収し、さらに『易経』の陰陽太極理論や中国伝統医学の経絡理論、及び吐納導引などの手法を取り入れて編み出した新しい拳法であり、「陳氏太極拳」と称された。その後、陳氏太極拳は代々伝えられ、数多くの名人を輩出し、楊、武、呉、孫、和などの諸流派も生まれた。現在、太極拳は、世界100以上の国と地域に普及し、一億人近くの愛好者がいると言われている。

2006年6月、陳氏太極拳は、中国の無形文化遺産に選ばれ、現在、世界の無形文化遺産登録へ向けて準備されているという。同時に、温県は昨年5月に、「中国民間文化発祥の里」という命名規定にしたがって、中国民間文芸家協会に「中国太極拳発祥の地」という名称を申請した。

中国民間文芸家協会は今年3月、中国武術、考古学、民俗学等の専門家を派遣し、温県で現地調査を行い、同地を中国太極拳発祥の地と認定した。

太極拳は、すでに特別観光資源として利用されており、1992年以来、陳家溝では太極拳の国際大会が数回開催されている。

一説では、太極拳は宋代末年から明代初年にかけて、修道者の張三豊により創られたもので、その後、民間に伝えられたが、現在、拳法(練習法)しか残っておらず、心法(心を修煉する方法)が失われてしまったという。