中国:山西省で児童の強制労働、隣省で父親調査団が救援活動展開

【大紀元日本6月16日】中国北部の山西省臨汾市一帯の炭鉱レンガ生産工場で千人以上の未成年労働者や出稼ぎ労働者を劣悪な環境で酷使する実態がこのほど中国大陸のネット上で告発され、中国全土で注目を集めた。報道によると、山西省に隣接する河南省で、誘拐された子供の父親4百人が今月5日から、インターネット上で連名で公開書簡を公表し、社会と政府上層部に救援の求めを訴え続けてきた。父親らが調査団を結成し、自ら山西省の炭鉱工場に抜き打ち調査を展開し、救援活動を行っていると言う。

中国大陸の報道によると、この2週間にわたり、今回の事件に関わる河南省400人の父親たちが、子供たちの救出呼びかけの連名書簡を中国のインターネットで公開し救援を求め続けた。書簡の中で、子供たちは1人500元(約7700円)の金額で、人身売買組織によって不法に山西省の炭鉱レンガ生産工場へ売り飛ばされたという。更に、父親らが山西省の炭鉱工場に抜き調査を展開し、救援活動を行った。

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