中国重慶:中学生暴行死事件で市民が抗議、暴動に発展

【大紀元日本7月4日】6月28日、中国重慶酉陽県鐘多鎮の鐘多中学校の学生が校門で暴行され、ナイフで刺され死亡した事件が起きた。同月29日午前、死亡した学生の家族が学校側の対応が遅れたため学生が死亡したとし、抗議したところ、警察らに殴打され、重傷を負った。警察当局の対応に激怒した千人以上の民衆が酉陽県政府前に集まり、横断幕を挙げ、抗議活動を行った。同日午後6時まで、抗議活動に加えた民衆はすでに1万人以上に上り、警察車両を壊すなど大規模な暴動に発展した。

本紙記者が電話で酉陽県公安局にインタビューしたところ、職員は「事件はすでに解決した」「問題を起こしたのは何人かのチンピラと一時解雇された労働者たちだけだ」「そんなに人は多くない。せいぜい何百人ぐらい」と称した。また、記者が犯人は今拘留されているかどうかを質問したところ、相手は何も知らないと話した。

しかし、記者が7月2日の抗議活動を目撃した人々にインタビューをした際、目撃者はその時約1万人以上の民衆が県政府の前で抗議活動を行ったと話した。また、目撃者の話によると、学生を殺した犯人は逮捕されたがすぐに釈放されたという。

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