インド:連日暴雨、洪水等災害続出、死者150人以上

【大紀元日本7月6日】1週間前から雨季入りしたインド全国は、大雨の勢いが強く、全国各地の排水施設が不十分なため、道路は河川に化し、低地帯では家屋が水に埋もれて、空および陸の交通手段はすべてが麻痺し、7月3日までに150人以上が死亡、数十人が行方不明になっている。

中央社によると、インド政府管轄下の放送局およびテレビ局は、ここ1週間、ケーララ州、カルナータカ州、ゴア州、アーンドラ・プラデーシュ州、マハーラーシュトラ州、グジャラート州、アッサム州などを含むインド南部から北部までの各省において、暴雨による死者は150人を超えたと発表した。

その内、インドの最大商工都市で金融の中心であるボンベイが所在するマハラシュトラ州では、6月30日より豪雨に見舞われ、鉄道・道路および航空交通は殆ど麻痺し、もっとも被害の深刻な地区となり、少なくても45人が死亡、約5千人が家屋を失ったという。

一方、暴雨に見舞われたグジャラート州は、7月1日から2日までの24時間だけで、降雨量はすでに462ミリを超えたという。報道によると、道路に沿った千以上の樹木および電柱は洪水によって、根っこから丸ごとに抜き倒され、低地帯の村が洪水に押し流されたか、水に埋もれたか、影も跡もなくなり、約2千人の住民が緊急避難し、同州における死者は少なくても41人、行方不明者は数十人だという。

気象局関係者は、グジャラート州に降られた暴雨は、早い速度で首都ニューデリーが所在するデリー地区へと移動しており、市民たちへ大雨による災害の予防注意を呼びかけた。

インドの「プレス・トラスト・オブ・インディア(Press Trust of India)」紙は、都市建設専門家の話を引用し、インドの雨季は毎年すべて予測されていても、死者および財産の損失は依然として深刻である原因とは、各地都市建設計画が不適切であるとし、特に新しい都市および地方地区において、適切な基礎建設および排水施設に欠けているからだと指摘した。

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