香港税関、偽造携帯電話126台押収

【大紀元日本7月10日】香港税関はこのほど、偽造携帯電話129台(約205万円相当)を押収し、販売していた小売業者を逮捕した。逮捕されたのは43~60歳とみられる男性2人と女性1人で、男性の一人は60歳の販売店経営者。中国大陸では、粗悪な充電池などで、携帯電話の爆発や発火の事故が発生しており、当局は、消費者に正規品を信頼できる販売店で購入するよう呼びかけている。

税関は事前にあるメーカーの偽造携帯電話を卸販売した疑いでさらに詳しく調査した後、観塘(グワン・タン)の販売店から携帯電話126台及び付属品合わせて約205万円相当を押収し経営者である60歳の男性を逮捕し、その後深水●(シェンシュイブ)の小売店で偽造携帯電話3台を押収し、男性1人女性1人を逮捕した。(●…土偏に歩)

この携帯電話は包装、外観、字体は正規品と変わりないが充電時の点灯ランプが正規品は緑色なのに対し、赤いランプが点灯する。密輸品として深水●に出回り、正規品の約半額980HKドル(約1万5千円相当)で販売されていた。

税関は、偽造携帯は設計上安全装置に問題があり、電池も正規品でないことから爆発の危険性が大きいとし、市民に対し正規品でも信頼できる電気店で購入することを呼び掛けている。

このほかに広東省工商管理局が携帯電話及び充電器について市場調査したところ、携帯電話の40%と充電器の80%がそれぞれ不合格になっており、原因としてこの部品のメーカーが原価を抑える目的で電池の容量に影響する重要な部品を省いたために品質が低下したという。この問題で2件、計4つの携帯電話用電池が充電テスト中に発火・爆発した。製品の取次販売会社は佛山市の威尓瑞通訊設備公司および広州市の捷通電訊設備公司の河城支店。これ以外に価格が20元(人民元)以下の充電器は容量テストにおいてすべて不合格となっている。

6月27日、広州のある青年が購入した中古の携帯電話が爆発。左胸に火傷を負った。また6月19日には甘粛省蘭州で爆発による死亡事故が発生。22歳の男性工員が高温になった場所で溶接作業をしていたところ、突然左胸ポケットに入れていた携帯電話が爆発。破片が肋骨を突き抜け心臓に刺さり死亡した。

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