中国中南部:暴雨で101人死亡

【大紀元日本7月11日】情報によると、6月末以来続く暴雨のため中国中南部の7省が深刻な水害を受け、101人が死亡、26人が行方不明となっているという。中国民政部門発表の7月9日までの被災者総数は2800万人。淮河流域、四川東部および陜西南部に降った豪雨による影響は四川、重慶、湖北、江蘇、安徽および陜西北方と河南にまでおよんだ。

最新の情報では、土石流などによりすでに200万ヘクタール以上の農地で被害が出ており、7千5百万戸以上の家屋が倒壊、直接経済損失は70億元近くに上るという。

中央気象台の予報では、12日まで、長江の中・下流地域では豪雨となるという。さらに江淮、湖北大部、四川東部と西部、重慶、貴州中北部、江南北部、および華北東北部、東北地区南部と内モンゴル東部などの一部地域で大雨または暴雨となり、局地的に豪雨になる見込み。

さらにこの雨は、思わぬ被害も引き起こした。

中央TV局による報道で、現在湖南省洞庭湖地区でネズミの被害が発生していることが明らかになった。専門家の分析では、長江上流で起きた洪水の影響で大通湖区洞庭湖の水位が急激に上昇し、棲みかを追われた田ネズミが湖の中州から次々に移動してきたため6月23日前後には爆発的に被害が広まったということだ。被害を受けた地区の農業部門の話では、田ネズミは農地1畝(1ムー=6・667ヘクタール)に少ない所では500匹、多い所では1千匹以上もいるという。

ネズミは当地の農業生産に打撃を与えるだけでなく、堤防に穴を開けてしまうため、洪水防止策に対する隠れた被害の原因にもなっている。

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