前中国国家薬監局局長、7月10日に処刑された

【大紀元日本7月12日】大陸のメディア報道によると、昨年12月に逮捕され、今年5月に死刑判決を言い渡された前国家薬監局局長・鄭筱萸被告(62)は7月10日午前、処刑された。被告は、収賄事件発生後、自ら自白し、罪を認めてからの態度は良好であることから、判決に対して一度は上訴したが、これに対して、北京市人民裁判所は6月22日に2審判決で上訴を却下し、最高裁判所へ審査・許可を求めた。

鄭被告は在職中に製薬企業8社から649万元(約1億円)を収賄し、職務怠慢したことから、一部の製薬企業が捏造した資料で薬品の製造販売を申請し許可された。その内、6種類の薬品がニセ薬であることが判明された。

鄭被告の弁護士は、これまでに韓桂芝・前黒龍江省政協主席、慕綏新・前瀋陽市市長らも収賄罪に問われ、関わった金額は鄭被告より高いにも拘わらず死刑判決にはなっていないことを主張した。

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