中国広西省:1万人が政府庁舎を包囲、装甲車出動、官民衝突

【大紀元日本7月12日】中国広西省大化瑤自治県岩灘鎮で7月4日、官民衝突が発生した。明報の報道によると、地元政府が水力発電所を建設したため、農地が冠水被害が生じた。これに対して、政府の賠償金が少な過ぎることで、農民の不満が募り、当局に対して賠償金を求め、鎮政府庁舎を包囲し、当局と衝突が起き、少なくても5人の村民は怪我を負った。

地元住民によると、数年前に大化および岩灘の2つの水力発電所が建築されたことによって、水位が上昇し、紅水河沿岸の大部分の農地が冠水の被害に遭ったという。農民たちは政府に対して、何度も繰り返して訴えたが、まったく改善されなかったという。今年の4月、岩灘および北景両鎮の農民たちは1週間にわたり抗議を行った。5月以降、岩灘鎮の数千人の農民は鎮政府庁舎を包囲し、座り込み抗議を行った。

情報筋によると、昨年国務院は被害を受けた農民たちに対して、280万元(約4,312万円)補償金を割り当てたが、地元政府関係者が公金を着服したため、農民たちの手元に行き届かなかったという。

7月1日、岩灘鎮の住民たちは鎮政府庁舎へ直訴し、岩灘電力生活区を包囲し、賠償金の補填を求めた。その後、住民たちはさらに岩灘水力発電ダムに集まり、抗議をし続けたという。

情報筋によると、農民たちは地元政府を打倒する標語を掲げ、声高にスローガンを叫んで抗議したという。4日夜に、当局は首都の南寧市より、数十台の警察の車、軍部の車および10台の装甲車を含み、大量の武装警察および特別警察の増援を手配したという。のち、武装警察は現場を整理する命令を受け、農民たちと衝突し、少なくとも5人の農民が怪我を負ったという。

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