米NY科学院、SARSの蒋彦永氏に人権賞=北京当局は訪米認めず

【大紀元日本7月13日】米国ニューヨーク科学院(New York Academy of Sciences)は先月末、中国解放軍301病院の定年退職した元軍医の蒋彦永氏に対して、2007年のペイゲルス人権賞(Pagles Humanrights Award)を贈ることを決定した。表彰式は9月20日にニューヨーク市で行われる予定。しかし、中国当局は、蒋氏の表彰式への出席を承認していないという。

情報筋によると、ニューヨーク科学院は2003年中国政府当局のSARS(重症急性呼吸症候群)の情報隠蔽を発表したことを評価し、蒋彦永氏にペイゲルス人権賞を贈ることにしたという。また、蒋氏はすでにニューヨーク科学院から通知書を受け取ったという。

蒋氏は今週に中国人民解放軍301病院及び解放軍総政治部に訪米の申請を提出したが、しかし関係部門は「9月は中国共産党第十七回全国代表大会」で中国政府当局にとって敏感な時機であるとの理由で、蒋氏の訪米を認めないという。

蒋氏の自宅電話及び携帯電話は留守になっており、同氏の義理の娘が報道機関に上述の状況を伝えた。

蒋彦永氏(76歳)は301病院の退職した外科主任医師で、2003年に中共当局による疫病状況の隠蔽事実を暴露した以外にも、2004年に中共指導部に上申し、「六四天安門事件」の名誉回復を求めたことによって軍部に2ヶ月拘禁され、その後に釈放されたが、現在も行動を制限されているという。

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