研究:兄が弟より賢いのは、家庭環境がカギ

【大紀元日本7月15日】ノルウェーの最新の研究によれば、長男もしくは長男として育てられた子供は、他のより知能指数が高いという。そして、一般に「長男は賢い」と言われるが、これは生まれた順序に関係するのではなく、家庭内での地位や与えられた教育などの要因によるものだということが明らかにされた。

この研究は、ノルウェー・オスロ大学のクリステンセン氏のグループが行ったもので、その結果がこのほど、『科学と智能(Science and Intelligence)』に発表された。

本研究の調査対象は、1967~1976年の徴兵関係資料から収集された18~19歳のノルウェー男性24万人で、当時の長男の平均知能指数は103・2で、次男より2・3高く、三男より3・4高かったという。ここでいう「長男」とは、家庭内で最初に生まれた男の子だけでなく、長男の早世によって長男として育てられた次男も含まれており、詳しい分析の結果、知能指数の高さは出生の順序と関係しないことが証明されたという。

この研究結果について、クリステンセン氏は、家庭内のふれあい方がかなり重要なカギを握っていると考えている。彼は、長男または長男として育てられた子供は、弟や妹が生まれるまでは、両親の関心を一身に受けることができるのに対して、弟や妹が出生後両親から受ける注意力は分散的であるとし、「教育を受ける環境と両親からの啓発が、子供の発達に極めて重要である」と強調している。

関連記事
よもぎと小豆は、漢方と日常生活において重要な役割を果たしてきました。二つの組み合わせはその味に魅力があるだけでなく、そのユニークな性質を活かして体のバランスを整えてくれます。
この若草色の団子は、ただ目で楽しむだけでなく、桜の花々とともに季節の風情を一層引き立てます。
築200年の荒れ果てた家を購入し、5年かけて新しい命を吹き込んだ米国イリノイ州の夫婦は「それだけの価値があった […]
現代社会は、ストレスや様々な疾患に直面しており、多くの人々が健康への不安を抱えている状況にあります。しかし、私たちの身近な食材には、そんな不安を和らげる力を持つ意外なヒーローが存在します。それが「キャベツ」です。
SARS-CoV-2(新型コロナのウイルス名)のスパイクタンパク質が抗がん作用を妨げ、がんを促進する可能性があることが、最近発表されたブラウン大学による細胞研究のプレプリント(査読前原稿)で明らかになった。