中国山東省済南市:女性幹部の爆殺事件、全人代代表を拘束

【大紀元日本7月25日】「香港中国人権民運情報センター」によると、山東省済南市人大常委会主任の段義和容疑者が、先日の済南市車両爆発案件で、15日に中国公安部特捜班によって取り調べを受け、済南公安局の副大隊長・陳志もまた拘束された。

中国人大代表の証言によると、全国人大代表も兼務する段容疑者は、7月9日午後3時半頃に済南市内建設路で発生した車両爆破事件に関係しており、当時公安内部が使用していた「飛度」ブランドの車が突然爆発炎上し、車内にいた女性が死亡した。死亡したのは、済南市国土局の女性幹部・劉玲さん(31)で、かつて済南市招待所の服務員として勤務したことがあり、多年に渡って段容疑者と密接な関係にあった。

事件当日、中国公安部は専門の特捜班を済南に派遣、11日には済南市公安局支隊の三大隊副隊長・陳志を拘束し、13日には、特捜班が段容疑者を取り調べた。段容疑者は、全人大代表であるため、代表資格から名前を削除しないと正式な逮捕には至らないという。情報センターが、済南市の各当局などから聞いた情報では、段容疑者と陳容疑者双方ともすでにこの数日間登庁していないという。

情報センターによると、目下のところ爆殺の動機は不明であるが、伝聞によると、劉さんが段容疑者ら山東省の高官らを脅迫し、中央の中共中央紀律検査委員会にその腐敗ぶり、情婦、贈収賄などを報告しようとしたため、殺害されたものとみられている。

人民ネットによると、16日午前には山東省第十回人大常委会会議が開かれ、無記名投票により、段和義の第十回全国人民代表大会の代表職務が罷免決議され、これが全人代に報告された。段容疑者は1946年1月に山東省で出生、大学を卒業した後、71年11月に共産党に入党、現在は済南市人大常務委員会主任、党組書記。

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