中国産生花、害虫検出で3万本処分=ロシア

【大紀元日本7月28日】ロシア・ウスリスク市のテレビ局7月25日の報道によると、中国産生花は、ロシア植物衛生条例に違反したとし、ロシア動植物監督部門は3万本を越えるカーネーションおよびを処分したという。

ウスリスク市動植物監督局スポークスマンのオリグ・イェリシエワ氏は、問題のあった生花を輸出した中国の会社の輸出許可が取り消されたことを明らかにした。このほど、中国より輸入された動植物関連製品が多くの感染症例が発生したことに伴い、中国産の生花、野菜、果物などの輸入品についての検査が強化されたという。

報道によると、ウスリスク市動植物監督局は地元の市場における恒例検査期間中に、中国から輸入された3万本のカーネーションおよび菊に対して検疫検査を行い、カリフォルニアのアザミウマ(植物にウイルスを感染させる害虫)が検出されたことが分かった。監督局はこれらの生花を全量処分したという。

情報筋によると、今回の処分はウスリスク市でここ2年間、もっとも大きい中国生花問題となった。今年に入ってから、ウスリスク市では問題になった中国輸入菊および百合の花を没収している。また、中国産の杏子から東方蠹蛾(とうほうとうが)が検出されたことから、動植物監督局は1トン5千キロの中国産杏子を処分したという。

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