地下教会聖職者3人、中国当局に逮捕される

【大紀元日本7月31日】基金会によると、私服警察官8人が聖職者3人に対し、官製カトリック教愛国協会への登録を強要したが、聖職者らは拒否し、ベネディクト16世に忠誠を誓ったことで逮捕されたという。

勾留中、聖職者らは互いに言葉を交わすことが禁止され、水すら与えられなかった。3人はすでに別の場所に密かに連行されたという。

基金会の●民權(ゴン・ミンジャン、●…龍の下に共)氏は、聖職者3人は元々当局からの逮捕を逃れ、内モンゴルに出かけたが、最終的に国家安全警察に見つけられたという。3人は起訴されたかどうかは不明である。

7月29日AP通信社によると、シリンゴル・アイマク内のシリンホト市およびエレンホト市の警察は同件について資料がないとコメントを拒否した。

基金会は、別件の強制連行にも言及した。河北省地下教会神父は、7月初旬に河北省琢鹿県でバイク事故に巻き込まれた。事故解決後、神父は地元宗教局に引き渡され、琢鹿県の拘置所に監禁されたという。

*地下教会

基金会によると、現在中国におけるカトリック教の地下教会では5人の主教、15人の聖職者が勾留され、一部の人の住居が監視されまたは警察に尾行されたという。

ゴン氏は、中国政府に対して、カトリック教信者に対する迫害を直ちに中止すると同時に勾留された者を解放するよう呼びかけた。

中国はこれまでに、バチカン側が対中国カトリック教会の権力を認めないため、バチカンに忠誠を誓う信者たちは仕方がなく、地下教会に潜むことになった上、当局の追跡逮捕に直面することになった。

ベネディクト16世は6月末に中国当局に送った書簡で、中国のカトリック教会の団結を呼びかけた。同時に、北京に対して「真の宗教自由」を尊重するよう呼びかけた。

イタリア紙「ラ・レプブリカ」は7月24日に、中国カトリック教愛国協会の劉柏年副主席にインタビューを掲載した。劉氏は、ベネディクト16世が中国の内政を干渉する道具になることは許さないと強調した。

関連記事
香港では「国家安全法」を導入したことで、国際金融センターとしての地位は急速に他の都市に取って代わられつつある。一方、1980年代に「アジアの金融センター」の名声を得た日本は、現在の状況を「アジアの金融センター」の地位を取り戻す好機と捉えている。
メディアのスクープ話が世の中を動かす。特に最近は「文春砲」など週刊誌メディアの元気が良い。同時に報道のありかたが問われている。国が国民の幸福を奪うことがあったら、ある程度、国家権力の作ったルールを逸脱する「反社会性」を持ち、戦わなければいけない時がある。記者は反社会的な面を持つ職業で、メディアは反社会性を持つ企業なのである。
米空母、台湾防衛態勢に 1月29日、沖縄周辺海域で日米共同訓練が挙行された。日本からはヘリコプター空母いせが参 […]
上川陽子外務大臣は、パナマ在留邦人及び進出日系企業関係者と昼食会を実施した。日・パナマ間の経済分野における協力の可能性や課題、教育などについて、意見交換を行った。
2月23日午後、上川陽子外務大臣はパナマ運河視察を行った。日本が主要利用国であるパナマ運河の安全かつ安定的な利用環境確保に向けた連携を維持すると表明