中国人民解放軍建軍80周年からみた上層部内部の激烈な権力闘争
【大紀元日本8月3日】中国人民解放軍の設立記念日8月1日、北京市で慶祝セレモニーが行われ、軍のトップを兼任する胡錦濤・主席は、共産党による軍への「絶対指導権」を再度強調した。最近、軍の大規模な人事刷新が行われたことや、江沢民・元主席の腹心が相次ぎ政権から退けられたこと、10月初めに開く予定の第17回人民代表大会(略称・全人代)は、同月下旬に延期するなどから、中共最高指導部内部で、江沢民派と胡錦濤派による権力抗争は白熱化している。
香港メディア:少壮派が全面的に軍を支配
中国共産党は設立してから、「銃口から政権が誕生」と唱え続けてきた。そのため、軍の指導権を握った者は、絶対的な権力を有する。2004年、江沢民・元主席が軍のトップを退任し、胡錦濤・主席が軍のトップの座に就いた。その後、胡主席は少壮派の軍幹部を大量に抜擢、軍における支配システムを構築してきた。
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