中国の公開裁判
【大紀元日本8月18日】大紀元時報の連載社説『九評共産党』第七評「中国共産党の殺人の歴史」に、中国共産党(中共)が民衆を恐喝するために、村民と子供、先生を集めて、でっち上げの罪名で人の首を切り落とす場面が書かれている。「首切り人は、身体が丈夫で力が非常に強い凶悪な共産党青年兵だ。彼は一人目の犠牲者の背後に立ち、両手で幅の広い鋭い刀を持ち上げ、目にもとまらぬ速さで、スパッと切り落とした。首は地面に音を立てて落ち、鮮血がほとばしった。子供たちの歌声はヒステリックになり、乱れた泣き声となった。教員らは拍子整えようとしたが、混乱の中で鐘が鳴った」。これはもともと雷震遠神父が書いた本『内部の敵』から引っ張ってきたものだが、まるで大昔のことのように聞こえる。
実は、「文化大革命」時、公開裁判はごく普通のことだった。いわゆる「罪人」をトラックに乗せて、あちこちの村ごとに運びながら、村民達を集めて公開裁判したが、これを見ない人は「政治問題」とされ「罪人」になってしまう恐れがあった。
「これはもう昔のことで、あの時代の人々は野蛮だったが、現在の中国は『改革開放』が実施され、外国から文明を学んできたので、このようなことはもうないだろう」と言う人が少なくない。しかし、私がここで言いたいのは、中国で改革開放後に行われた「公開裁判」のことである。
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