「金獅子賞」映画監督・賈氏、国内検閲で難渋

【大紀元日本8月20日】AP通信によると、中国人映画監督・賈樟柯氏の大作「刺青時代」はクランクインを待つばかりとなったが、文革を描いているということから、未だに中国広電総局の許可が得られていないという。本紙が、当局に電話で問い合わせたところ、関係職員は、「我々には、我々の原則がある」と突っぱね、さらに問い詰められると「中国政府に聞いてくれ!」とコメントを拒否した。

近年、特に国際的に注目されている賈氏は、昨年9月、中国語映画「三峡好人」で、イタリア・ベネチア国際映画祭の金獅子賞を獲得し、同映画祭史上で最も若い受賞監督となり、中国第六世代の代表的監督と称されるようになった。

映画「刺青時代」は、中国人作家・蘇童氏による同名小説の映画化で、1975年当時の文革終結前における、中国人青年たちの青春群像を描いている。

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