中国製品品質問題は貿易問題ではない=EU通商担当委
【大紀元日本8月24日】中国国家品質検査総局局長が「国際社会の中国製品品質への懸念は『メイド・イン・チャイナ』への誹謗中傷であり、貿易保護主義の新形態だ」と発言したことに対して、ピーター・マンデルソンEU通商担当委員(英国出身)は20日、中国政府は世界各国の中国製品品質への懸念を両経済体間の貿易報復手段の口実として見なしてはならないと警告した。
英BBCによると、マンデルソン通商担当委員は、「私は、消費者に危険性をもたらすような製品をすべて回収する必要のあるヨーロッパ企業に対して、私は全力で支援していく」「これは貿易摩擦問題ではない。これは消費者の健康に及ぶ問題だ。……もし、中国が(貿易)報復行動のために口実を作りたいならば、EU政府として中国と徹底的に議論していくだろう」と話した。
同委員は、中国当局が、EU企業が品質に問題のある中国製品を自主回収し、あるい輸入を停止したことの裏に政治的な目的があり、中国に対して偏見を持っていると認識するのは完全に間違いである、と指摘した。同委員は、同時に「EUの通商担当委員として、品質問題のある中国製品に対して用いた諸措置は貿易保護主義政策であるとの言い方を受け入れられない」と述べた。
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