中国地下教会指導者釈放、人身の自由は未だ制限

【大紀元日本9月19日】中国地下教会家庭教会)の指導者・蔡卓華氏がこのほど、3年の刑期を終え釈放されたが、出獄した後の人身自由は依然制限されている。

米国対中国援助協会の情報によると、「不法経営罪」で投獄された北京家庭教会の指導者・蔡卓華氏が釈放されたが、人身自由の制限は解除せずのままであるという。

蔡氏は2004年9月11日に当局に逮捕され。「聖書」を20万部の違法印刷という理由で起訴された。今月10日に3年の刑期を終え釈放されたが、人身の自由はまだ制限されている。

蔡氏の母親によると、蔡氏は帰宅後、精神面は安定状況で良好だが、刑務所にいる間、オリンピック用のサッカーボールを作る作業を強制され、過酷な労働状況で体重は10キロも減った。

帰宅後は、さらに当地の警察に呼ばれ、厳重警告された、月一回の報告と無断外出しないことを強要された。

中国では、「聖書」は違法出版物ではないが、南京の愛徳基金会出版社以外の印刷・発行は禁じられている。

中国では、中国共産党が許可する教会でしか礼拝は許されない、しかし、多くの信者は蔡氏が主宰するような家庭教会での礼拝を好むという。

2005年11月8日に北京市海淀区人民法院は「不法経営罪」という名目で、蔡卓華氏に有期懲役3年、罰金15万人民元の判決を下した。蔡氏の妻・肖雲飛さんは同罪で2年有期懲役を言い渡され、罰金は12万人民元を課された。

蔡氏の倉庫にあった「聖書」などの出版物約23万点はすべて没収されたという。

(翻訳/編集・侍傑)
関連記事
香港では「国家安全法」を導入したことで、国際金融センターとしての地位は急速に他の都市に取って代わられつつある。一方、1980年代に「アジアの金融センター」の名声を得た日本は、現在の状況を「アジアの金融センター」の地位を取り戻す好機と捉えている。
メディアのスクープ話が世の中を動かす。特に最近は「文春砲」など週刊誌メディアの元気が良い。同時に報道のありかたが問われている。国が国民の幸福を奪うことがあったら、ある程度、国家権力の作ったルールを逸脱する「反社会性」を持ち、戦わなければいけない時がある。記者は反社会的な面を持つ職業で、メディアは反社会性を持つ企業なのである。
米空母、台湾防衛態勢に 1月29日、沖縄周辺海域で日米共同訓練が挙行された。日本からはヘリコプター空母いせが参 […]
上川陽子外務大臣は、パナマ在留邦人及び進出日系企業関係者と昼食会を実施した。日・パナマ間の経済分野における協力の可能性や課題、教育などについて、意見交換を行った。
2月23日午後、上川陽子外務大臣はパナマ運河視察を行った。日本が主要利用国であるパナマ運河の安全かつ安定的な利用環境確保に向けた連携を維持すると表明