十七党大会前:中国公安、直訴者取り締まり強化

【大紀元日本9月22日】10月に開催される中国共産党第17回全国代表大会を前にして、北京公安および全国各地公安は直訴者への取り締まりを強化した一方、北京市南側にある直訴者村の取り壊し、撤去も着々と進めている。直訴村から追われた直訴者たちはさらに南側の西鉄営村および洋橋地区へ移動した。

直訴者・劉さんによると、派出所は上部からの命令を受けて、北京市周辺にある賃貸、旅館などの施設に対して、直訴者への貸し出し禁止命令を下し、違反者は2万元(約30万円)の罰金を科されるという。直訴者は強制連行を逃れるために、殆んど分散してしまい、恐怖に陥る古い直訴者は国務院、全国人大弁公室への直訴をしなくなったという。

一方、直訴者の黄さんは、各地民衆の陳情を受け付ける場所は、訪ねて来る直訴者を容易に拘束できることから、すでに一部の直訴者が拘束、懲役され、強制労働させられたほか、精神病院に監禁された直訴者までいるという。多くの直訴者は行方不明になり、一部の者は身を隠したという。

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